新型コロナウイルスの悪影響が広まる
新型コロナウイルスの影響を受けた企業は少なくありません。
中には店舗撤退を余儀なくされただけではなく、廃業に追い込まれた企業もあります。
これまでに大きな被害に遭い、現在も苦境を強いられている業界を確認し、私たちがすべきことを確かにしていきましょう。
新型コロナウイルスにより悪影響を受けた業界
飲食業界
私たちの最も身近な存在で大きな悪影響を受けた業界が“飲食業界”です。
特に店内で飲食するレストランや料亭は敬遠されるようになり、チェーン店から個人店まで客足が遠のく結果となりました。
現在は外出自粛が緩和された上に、各店デリバリーやテイクアウトに対応することで回復傾向にありますが、それでも前年比の売上には到底及びません。
宿泊業界
最も顕著に影響が現れたと言っても過言ではないのが“宿泊業界”です。
特に観光資源が豊富な土地の旅館・ホテルは予約のキャンセルが相次ぎ、開店休業状態になっていました。
元々旅館・ホテルはシーズン期の予約数に経営が依存している一面があります。予約が来るはずの時期にほとんど予約がなく、不測の事態を前に対応しきれない結果となりました。
航空業界
国内外問わず旅の玄関口として年間何千万もの便を発着させる“航空業界”も大きな打撃を受けました。
今回の新型コロナウイルスは世界規模の感染拡大を引き起こした影響で、国外に出る旅行客も国内を移動する旅行客も空の便の活用を控えています。
ある便では90%以上の減少も見受けられたほど、大打撃を受けました。
自動車業界
私たちの足となる存在としてもう1つ、“自動車業界”も同様に失速を見せました。
自動車は、電車通勤を見直した一部の労働者からは新たな移動手段として注目を集めた一面もあります。
しかし自動車部品の多くが海外の工場で製造されており、注文が入っても工場が稼働していないという状況です。さらにテレワークの推進が開発の進捗に影響を与え、結果的に自動車業界は苦境に立たされてしまいました。
観光業界
最後に我々としても非常に気がかりな業界が“観光業界”です。
特にテーマパークの経営状況は大きく注目されています。
日本で最も人気のある東京ディズニーランドは一ヶ月以上もの長い期間の休園を余儀なくされました。施設によっては閉鎖してしまったり、存続を書けたクラウドファンディングを募集したりしています。
完全に騒動が冷めやらぬ世の中で、私たちを癒やす世界の存続に目が離せません。
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回復は数年先の見通し
新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちの生活に密接する多くの企業が大打撃を受けました。
その影響は非常に大きく、完全回復までに数年を要するケースもあります。
それまでに倒産や廃業を選択する企業を少しでも減らすよう、私たちはできる範囲で消費行動を実現する必要があるのではないでしょうか。