社会情勢に強い業種がある
新型コロナウイルスで景気が大きく揺れる世の中で、社会情勢に強い業種への注目が高まりました。
実際、世の中には流行や経済状況に左右されにくい業種があります。
今回はこれからの職業選択において、非常に重要な立ち位置になる業種を確認していきましょう。
世の中の動きに流されにくい業種
物流業界
“物流業界”は、商品や材料など荷物の運搬を担う業界です。
私たちにとって欠かせない存在となったネットショッピングの配送を担っている業界でもあるため、需要が尽きる予想は立っていません。
これからの時代、更に店舗に足を運ぶ機会が少なくなると見込まれている世の中において、更なる活躍が期待できる業界です。
エネルギー業
“エネルギー業”は、電気・ガス・輸送などの生活に欠かせない社会基盤を担う業界です。
特に輸送に活用される石油エネルギーは、外出自粛等の不測の事態が起こっても需要の落ち込みはある程度抑えられます。
しかし工場が停止されれば電力の輸送が大幅にカットされるなど、全てが上手くいっているわけではありません。
通信業
“通信業”は、スマートフォンやパソコンをインターネットに接続させるために欠かせない役割を担う業界です。
特に新型コロナウイルスの感染拡大下においては、テレワーク環境の整備が早急に求められ、自宅で仕事ができるようにインターネット環境を用意する人が増えました。
今後もテレワークの維持・再開が予想される世の中で、通信業の重要性が再認識される形となったのです。
IT業
“IT業”は、インターネットを活用して様々なサービスを排出する役割を担っている業界です。
元々場所に囚われない働き方ができる業種として注目を集めていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けいち早くテレワークに踏み切れた背景から、社会情勢に対しての強みが再評価されています。
2020年代の就職市場でも高く評価されており、業界の人手不足解消への訴求が見込まれている期待の業界です。
公務員
“公務員”は、国や地方自治体が主体となって国民の生活を守る役割を担っている存在です。
常に国民の先頭に立って動かなければいけない存在であり、社会情勢を受けて業務に支障が出ることは許されません。
安定性の高さから新卒生に特に人気のある業種ですが、緊急事態の際には危険を顧みずに職務を全うしなければいけない過酷さを兼ね備えた職業です。
どの業界でも完全に安心できるわけではない
社会情勢に強い業界はいくつか見受けられます。
しかし、どの業界も必ず安全であるとは限りません。
公務員のように、組織として倒れることはなくとも危険と隣り合わせで働かなければいけない業種もあります。
社会情勢への強弱は、あくまで指標の一つとしての活用に留める必要があるのではないでしょうか。