コロナ禍で売上を上げた業界がある
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くの企業が閉店・廃業に追い込まれました。
一方で行動が制限されるからこそ需要が生まれ、成績を伸ばした業界があります。
それはどのような業界で、彼らはどのようにして売上を伸ばしたのでしょうか。
新型コロナウイルスの影響で活躍する業界
フードデリバリー業界
新型コロナウイルスの感染に脅かされた日常生活で、最も活躍した業界が"フードデリバリー業界"です。
特にUber Eatsや出前館の配送サービスは多くの国民に活用されました。
またUber Eatsに関してはサービスの利用者だけでなく、配送員を採用することで雇用の創出にも貢献しました。
これまではサービスに懐疑的な意見を持っていた人に対しても、普及する結果となったのです。
薬局&ドラッグストア業界
感染拡大を抑制するためにマスクが異例の注目を集め、それに伴い"薬局&ドラッグストア業界"は例年にない多忙に見舞われました。
しかし業績が伸びる一方で、新型コロナウイルスに対する不安を最前線で感じる日々に対し、疲れを見せる従業員が後を絶たないという悪影響も見逃せません。
中には退職を希望する従業員も現れ、業界としては例年にない対応に多く見舞われる業界でした。
出版・印刷業界
自宅時間が増えたことで同様に売上を伸ばしたのが"出版・印刷業界"です。
ショッピングモールから各種専門店が営業を自粛する中で休業の波に呑まれなかった原因として、家庭で活用できる教科書類やドリルの売上好調が挙げられます。
またゲーム業界同様に、マンガや雑誌などの書籍を自宅で楽しみたい人が多く、結果的に注文が殺到する自体も見受けられました。
紙本が品薄になるような大ヒット作があったことも手伝い、電子書籍業界自体も盛り上がりを見せました。
※意外に思われるかもしれませんが、電子書籍は出版社の管轄になるため広義の出版・印刷業界に分類されます。
ゲーム業界
自宅待機が余儀なくされる期間が続いた結果、"ゲーム業界"が大きな売上増を見せました。
特に任天堂が取り扱うゲーム機・Nintendo Switchはあまりの人気に品薄状態が解消されず、在庫が確保され始めた現在も抽選方式での販売を取るなど、業界の盛況ぶりが窺えます。
OA機器業界
新型コロナウイルスの影響を色濃く受けた業界として欠かせないのが"OA機器業界"です。
従来ならばオフィスの業務を快適化することに特化した業界ですが、新型コロナウイルスの拡大により進んだ"テレワーク"の影響で、個人単位で仕事の設備を整える人が多く見受けられました。
テレワークの実現に成功した企業は今後の継続的な制度の活用が期待できるため、OA機器業界はこれから先の活躍も見込めるのではないでしょうか。
不況でも活躍する業界への期待が高まる
コロナ禍において、時代を逆手に取るかのように業績を伸ばす企業がありました。
しかし、彼らも苦しい中で存続のために奔走しています。
現代のような不況に見舞われた世の中で活躍する企業に対して期待を高まらせる一方で、彼らを支えるための献身的な消費活動が私たち個人にも望まれるのではないでしょうか。